EEFUL | AI活用共有会 | 2026.09.14

AI活用共有会 第1回

介護事業を中心に展開するEEFULグループでは、毎週の全社会議の中で、月に1回「AI活用共有会」の時間を取っています。代表の提案で始まった企画で、目指すのは「全員が全員の使い方に『そういう使い方もあるんだ』と思える状態」。第1回となった2026年9月14日は、13人がそれぞれのやり方を持ち寄りました。社外の方にも参考になりそうなので、記事として公開します。

AIが動いているところ 人が触るところ(ログイン、最後の確認、送信)

※ 登場する人は個人名を出さず、役割で表記しています。図中の数値や文言のうち「例」とあるものは説明用の仮の値です。

代表 Claude in ChromeWordクラウドサイン

契約書20本を順番どおりに。送信ボタンだけ、人が押す

従来 1日 → 5分

Claude 契約書を下書き ×20 Word アプリ Claudeが操作して PDFに書き出し ※直接PDF化は文字化けする クラウドサイン 下書き Claude in Chrome が投入 順番厳守(タイムスタンプが残る) 送信 ここだけ人が押す 前後関係のある契約 20本 従来 1日5分
Claude → Word → クラウドサイン下書き。人は「送信」だけ。

先週、クラウドサインで20本ほどの契約を送る必要がありました。厄介なのは順番です。クラウドサインにはタイムスタンプが残るので、後に結ぶべき契約が先に締結されている、といったことが起きてはいけません。

そこでClaude in Chrome(ブラウザを操作するAIエージェント)に電子契約サービスのクラウドサインを操作させ、送信はさせずに20本すべてを下書きに入れました。ひとつ工夫があります。Claudeに文書をそのままPDF化させると文字化けして中国語風になりがちなので、先にWordアプリを操作させ、Word上からPDFを書き出させてからクラウドサインに投入しています。

人がやったのは、最後に送信ボタンを押す前のチェックだけ。PCそのものをエージェントに触らせること自体は前からできましたが、4カ月前ならここまでのクオリティでは仕上がらなかったはずです。「APIのないプロダクトでも、ブラウザ操作なら簡単に手が届く」というのが今回の学びです。

備品発注・経費精算の担当 Claude in ChromeUPSIDERAmazon

Amazonの領収書、ログインだけして放置する

Amazon 注文履歴 ログインだけ、人がやる 9/02 ニトリル手袋 ×20箱領収書 9/03 消毒用アルコール領収書 9/05 レクリエーション用品領収書 9/08 コピー用紙 ×5領収書 9/10 体操用ボール ×12領収書 UPSIDER 経費登録 ニトリル手袋 消毒用アルコール レクリエーション用品 コピー用紙 体操用ボール 登録済 ✓ 登録済 ✓ 登録済 ✓ 登録済 ✓ 登録済 ✓ DL → 登録
注文履歴の「領収書」を1件ずつ開いて、UPSIDERに登録する。

施設向けの備品をAmazonなどで大量に買うため、領収書がたまる一方でした。Amazonは購入ごとに注文を開いて領収書をダウンロードする必要があり、法人カードUPSIDERへの経費登録が後回しになっていたそうです。

やったことはシンプルで、購入サイトにログインだけしておき、あとはClaude in Chromeに任せる。領収書を順にダウンロードし、UPSIDERへ登録するところまで全部やってもらいました。

だいぶ何もしないで終わったので、楽でした。備品発注・経費精算の担当

代表いわく「ログインだけしておくと結構便利」。Claude in Chromeの事例が2連続でした。

採用の日程調整担当 CodexGoogleカレンダー コネクタスキル

2つのカレンダーを行き来しない

採用アカウント 自分のアカウント Codex カレンダーコネクタ + 差し込みの規則性を 教えたスキル 面接官の明日 10:00 11:00 13:00 14:00 15:00 16:00 面接 14:00–15:00 招待を作成 最後の手直しだけ人
2つのアカウントをCodexが読み、空きを見つけて招待を作る。

採用業務は日程調整が非常に多く、しかも採用用アカウントと自分のアカウントを切り替えながらGoogleカレンダーを見る必要がありました。これがかなり煩雑だったそうです。

Codex(OpenAIのAIエージェント)にGoogleカレンダーのコネクタをつなぎ、「明日の面接官の予定」と聞くと一覧がバッと出ます。さらに「どこに面接を差し込めるか」の規則性を読み込ませたスキルを作ったところ、面接の招待まで自動で作ってくれるようになりました。

最後に自分で手直ししてチェックはしますが、カレンダーを開かずに予定が分かるようになったのが大きいとのことです。

営業(コールリスト担当) ClaudeHubSpot法人HP

コールリストに「理由」を添える

HubSpot から出したリスト 社会福祉法人 A会 医療法人 B会 株式会社 C介護 NPO法人 D 社会福祉法人 E福祉会 株式会社 F シニアカレッジとの親和性 根拠(HPから) HPHPHPHPHPHP デイサービス併設 体操教室を運営 通いの場を受託 検討中 理由つきのリストを、外部コールチームへ共有 → 先週から架電開始
HubSpotのリスト × 法人HP → 親和性と根拠つきのリスト。法人名は例。

外部のコールチームに渡すコールリストは、これまでHubSpotから引っ張って一覧にするだけでした。ただ、アポの角度や質を考えると、EEFULが介護施設向けに提供しているサービス「シニアカレッジ」との親和性が重要になってきます。

そこでリストをClaudeに読み込ませ、各法人のホームページと突き合わせて親和性の高い法人をピックアップ。「この法人はここがこういうポイントで親和性が高い」という一文も添えたリストにして、外部チームに共有できるようにしました。

先週始めたばかりで結果はこれからですが、外部チーム側の解像度を上げながらコールできる形になっています。

採用責任者(求人・採用ページ) Claude CodeスキルGoogle Drive採用ページ

求人原稿は「依頼するだけ」になった

求人の依頼 事業所:○○デイサービス職種:介護職員条件:日勤・週3日〜 人は依頼だけ Claude Code求人原稿スキル ジョブメドレー用 原稿媒体ごとに文体・構成を変えて ウェルミージョブ用 原稿媒体別のスキルを用意 Google Drive に保存タイトルでどこの求人か一目で分かる 自社採用ページの下書き事業所・職種で絞れる新ページ+管理画面 掲載担当が確認 → 公開 「僕はもう依頼するだけ、みたいな感じ」
1つの依頼が、媒体別の原稿・Drive・採用ページの下書きに分かれる。

求人の依頼が来たら、その情報をClaude Code(Anthropicのコーディングエージェント)に投げる。スキルがそのまま求人原稿を作り、指定したGoogleドライブのフォルダに、どこの求人か一目で分かるタイトルで保存してくれます。あとは掲載担当に「作ったので確認して掲載してください」と渡すだけ。

ジョブメドレーやウェルミージョブなど求人媒体ごとにスキルを組んであるので、原稿の種類も分けて作れます。「僕はもう依頼するだけ、みたいな感じになっていました」。

それが第1段階。第2段階として、もともとHubSpot上で分かりにくかった求人ページを、事業所や職種で選びやすい形に全部作り直し、裏側に自分で修正できる管理画面も作りました。今はスキルごとドライブに格納しつつ、ホームページの下書きまで入れてもらい、あとは公開するだけになっています。

M&A案件の管理担当 Claude Code自作の管理ツール

仲介サイトを1日2回、勝手に見に行く

1日2回、自動で巡回 仲介会社の案件サイト 案件 #104 通所介護・東京 案件 #105 訪問介護・神奈川 案件 #102 有料老人ホーム 案件 #106 通所介護・大阪 案件 #099 居宅介護支援 NEW NEW 管理ツール(Claude Codeで自作) 案件 #098問い合わせ済 ✓ 案件 #095問い合わせ済 ✓ 案件 #091 案件 #105 訪問介護・神奈川NEW・未 案件 #106 通所介護・大阪NEW・未 → 次は「問い合わせまで自動化」も(代表)
1日2回の巡回で、新着を管理ツールへ。問い合わせ状況も一目で。案件名は例。

以前Claude Codeで作った案件管理ツールに、機能をひとつ足しました。M&A仲介会社が案件を掲載しているサイトを1日2回自動で見に行き、新しい案件があれば管理ツールに載せる、というものです。

新しい案件がすぐ分かるようになったのに加えて、「この案件はもう問い合わせたか」を忘れたり分からなくなったりすることが減り、効率的に管理できるようになりました。

代表からは「案件情報が各社のページにあるなら、問い合わせまで自動でさせるのも日1・週1で回せるはず」というコメント。次の一手が見えています。

シニアカレッジのCS担当 Claude Codeシニアカレッジ 利用データ

利用時間が落ちた月に、こちらから電話する

施設ごとの利用時間(例) 7月 8月 50h25h0h 施設A施設B施設C施設D施設E施設F Claude Code に指示前月比 −50%以上 かつ −10h以上 ▼70% ▼67% ▼61% 「何か困りごとありますか?」 「8月は行事が多くて…」 「iPadを本部に送ってて…」 更新の3カ月前ではなく、落ちた月にこちらから電話する「攻めのCS」
月次の利用時間から急落を抽出し、落ちた月に電話する。数値は例。

CSをどう組み立てるか、担当2人で悩んでいたそうです。転機は、シニアカレッジを導入している施設ごとの利用時間・利用回数を月次でエクスポートできるようになったこと。

4月から8月分のデータをClaude Codeに投げ込み、「前月比で50%以上減っていて、かつ10時間以上減っている施設を洗い出して」と指示すると、一覧が出てきます。それを見ながら「ここはまずいですね」という施設に、2人で電話をかける。

「何か困りごとはありますか?」と聞くと、「8月は行事が多くて」「iPadを本部に送って整えてもらっている」といった事情が聞けます。これまでは更新の3カ月前に電話するのが精一杯で、使われなくなってから連絡しても遅い、ということが起きがちでした。利用が落ちたタイミングでこちらから動く「攻めのCS」に切り替わっています。

会議では「エクスポート自体は人がポチポチしている」ことが話題に。開発リードからはシニアカレッジにMCP(AIエージェントが外部ツールとつながるための規格)やAPIを用意する案が出ましたが、本番のDBに直接つなぐのは要注意、という整理になりました。

PCでできる業務は、すべてAIでできる。エクスポートを自分でやる必要は、もうない。代表
介護職のスポット採用担当 Codex タスクスケジュールタイミーカイテクGoogleカレンダー

毎朝9時、タイミーとカイテクの二重予約を消す

毎朝 9:00 に実行 Codex のタスクスケジュールで、決まったワークフローを走らせる タイミー 9/15 早番 7–16時9/15 遅番 12–21時9/16 早番 7–16時 予約が入った カイテク 9/15 早番 7–16時9/15 遅番 12–21時9/16 早番 7–16時 重複を削除 Google カレンダー 9/15 遅番 スポット 12:00–21:00 ワーカーのチェックも、同じタイミングで ワーカーA ★2.1 ・ 直前キャンセル 40% お断り ワーカーB ★4.8 ・ 直前キャンセル 2% OK
予約が入ったら片方を消し、カレンダーへ。ワーカーの見極めも同時に。APIはなく、ブラウザをそのまま操作。

介護職のスポット募集を、スポットワークサービスのタイミーとカイテクの2つに同じ時間帯で出しています。どちらかで予約が入ったら、もう一方の求人を消さないと二重で入ってしまう。人力ではこれが負担でした。

Codexのタスクスケジュール機能で、毎朝9時に決まったワークフローを実行します。予約が入っているか確認し、入っていればもう一方の求人を消し、その予定をGoogleカレンダーに追加する、という流れです。

同時に、直前キャンセルが極端に多いなど受け入れが難しいワーカーについては、その段階で確認してお断りの手続きまで済ませるようにも組んでいます。両方に同じ枠を出せるので予約が入りやすくなり、人力では難しかった見極めも回るようになりました。どちらのサービスもAPIはなく、ブラウザをそのまま操作させています。

大学生メンバー NotebookLM

文系科目にも「アウトプット」の練習を

講義スライド(暗記するだけだった) NotebookLM「問題を作って」 Q1社会保障の3つの機能を述べよ A1所得再分配生活安定経済安定解いた ✓ Q2介護保険の保険者はどこか A2市町村と特別区解いた ✓ Q32000年の制度改正の背景は A3高齢化と家族介護の限界解いた ✓ 文系科目でも、アウトプットの場を自分で作れる
講義資料から問題を作らせて、解く。設問は例。

大学の話です。理系科目なら問題を解くというアウトプットがありますが、文系の授業はスライドを暗記してテストを受けるだけで、アウトプットの機会がありません。

そこでNotebookLM(Googleの資料読み込み型AI)に授業資料を読み込ませて問題を作ってもらう。テスト勉強はもちろん、何かを勉強したいときに「アウトプットの場」を自分で作れるのが便利だと感じているそうです。

開発リード Claude CodeClaude in ChromeGitHub Projects開発サーバー

6台のClaudeが、15分おきに目を覚ます

0:0012:0024:00 Inbox開発中レビューマージ / Done QAボットが巡回して起票拾って実装コードをレビューマージして完了 予約一覧の絞り込み 請求書PDFの文字化け 利用時間の月次出力 BUG予約画面の表示崩れ 3:12 push(開発リード) 6台の Claude エージェント(クラウドの開発サーバー上) 15分ごとのハートビートで「動いてる?」と起こす それぞれに役割:QA / 実装 / レビュー / マージ
カンバンを6台のエージェントが回し、ハートビートで起こし続ける。カード名は例。

「開発を24時間体制でAIに任せられるようになった」という話。きっかけは、開発チームで導入したGitHub Projects(タスク管理機能)のカンバンです。フェーズごとに分かれたタスクリストも、当然Claudeが作ってくれます。

社内にはクラウド上に24時間動く開発専用サーバーがあり、そこで6台のClaudeエージェントが動いています。15分ごとに「今動いていますか」というハートビート(定期信号)を送り、動いていなければ動き始める。それぞれに役割があり、Claude in Chromeで製品を自動チェックしてバグがあればInboxに起票する係、Inboxから自分でできるタスクを拾って実装しレビューに回す係、レビューする係、マージする係、という具合に一周が勝手に回り続けます。

深夜に僕のアカウントからpushが飛んでいたら、それです。開発リード

Inboxはなかなか減らないそうですが、「将来の開発はこうなるんだろうな」が見える体験だったと言います。皆さんにも使えるTipsとして、Claude Codeに「15分ごとに通知して」と頼めば、テスト中に様子を知りたいときなどに便利とのこと。

インタビュー動画の撮影・編集担当 ChatGPT

40分のインタビュー動画、依頼から書き出しまで40分

大阪で撮った40分のインタビュー カット+話題の見出し 01 撮影の背景 02 利用者の声 03 スタッフの一日 04 これから 0:0034:0040:00 依頼 → 書き出し40分 SNS向けなら◎。シニアカレッジ掲載はもう一歩、人の目で判断。
無音をカットし、話題ごとの見出しを入れる。仕上げの判断は人。見出しは例。

社内の雑談チャンネルで共有された「ChatGPTで動画編集が爆速で終わる」というX投稿を見て、土日に試してみたそうです。素材は大阪で撮影した約40分のインタビュー動画。カット編集と、話題ごとの見出しづけをお願いしました。

依頼から書き出しまで40分。普通に編集すれば見出しづけだけで40分以上かかることを考えると、速さは驚きです。一方で、シニアカレッジに載せる品質としてはもう一歩。SNS用の動画などであれば、ChatGPTに任せられそうだと感じたとのことです。

PMI担当 GeminiClaude

セミナーの投影資料を撮って、スライドに戻す

撮る(人) Gemini / Claude 写真をスライドに 地域包括ケアの現状 2020202220242026 ハートフルへ共有 仮修正は人 デザインの再現性は Gemini のほうが高い(PMI担当)
斜めに写った投影資料が、まっすぐなスライドに起き上がる。グラフは例。

セミナーや書籍で気になったグラフや投影資料を写真に撮り、GeminiかClaudeにスライドとして起こしてもらう。自分で仮修正をして、グループ会社のハートフルに共有する、という使い方です。

会議では「どちらが良いか」で盛り上がりました。デザインの再現性はGeminiのほうが高く、Claudeは「一言一句変えるな」と言っても変えてくる、という感想。代表によれば、そのあたりはChatGPTの新しいモデルで改善されている部分とのことです。加えて、元データに自分の考えを書き足せるという点では、NotebookLMも候補になりそうです。

PMI担当 Claude / Geminiマネジメント

人に聞くことほど、AIに聞く

時系列のメモ(人の問題) 4/12 遅刻が続く5/03 利用者からの指摘5/20 面談 → 改善せず6/08 同僚との衝突7/01 モチベーション低下 感情 → 0 AI 俯瞰・バイアスなし 対処の案 1. 事実ベースで面談し、期待値を文書化 2. 役割・シフトの見直しを提案 3. 2週間後に再確認の場を設定 自分のやり方に間違いがないか、照らし合わせる
時系列のメモをAIに読ませ、感情を抜いた対処案をもらう。メモと案は例。

2つ目は意外な用途、マネジメントです。人に関する問題を時系列でデータ化して読み込ませ、「対処法としてどうか」を聞く。自分のやろうとしていることに間違いがないか、参考になることが多いそうです。

「人のことはAIにはまだ難しい」と思っていたのが、最近は本当に的確な返答が返ってくる。感情がないぶん俯瞰した客観的な意見が返ってきやすく、バイアスを排した回答という意味で、「AIで調べる」の範囲を固定化しないほうがいい、と感じているとのこと。

意外と、人に聞くことほど、あえてAIに聞いてみたほうがいい。PMI担当
PMI担当 GeminiGoogle Apps ScriptGoogleフォーム

アンケートは、Gemini → GAS で1分

① Gemini に質問を出してもらう Q1 セミナーの満足度 Q2 参考になった内容 Q3 今後聞きたいテーマ Q4 所属・役職 Q5 自由記述 ② GAS のコードを生成 → 貼る const f = FormApp.create(t); f.addScaleItem() .setTitle('満足度'); f.addParagraphTextItem() .setTitle('参考になった内容'); // ... Apps Script にコピーして実行 ③ Google フォーム 完成 セミナーの満足度 参考になった内容 今後聞きたいテーマ 送信 アンケート完成まで1分以内 グループ会社ではよく使う手順
質問リスト → コード → フォーム。貼り付けるだけ。設問は例。

社内やセミナーのアンケートを作る機会が多いPMI担当。「最新のAIではないけれど」と前置きしつつ紹介してくれたのがこの手順です。

まずGeminiにアンケートの質問事項をリストアップしてもらう。次に「これでアンケートを作るGASを書いて」と頼むとコードが出てくるので、Google Apps Scriptに貼り付ける。これで1分もしないうちにアンケートフォームが完成します。グループ会社のハートフルではよく使っている方法だそうです。

「Claude in Chromeより速い?」という代表の問いには、「質問2つ程度なら1分なので、ブラウザ操作を使うまでもないレベル」。

Notta MCPClaude

1年分の録音から、ひとりの発言を全部拾う

「この1年、あの人はいつ何を言った?」 全社の録音 数千件(1年分)を横断検索 発言リスト(時刻つき) 04/08 10:12「通いの場の受託は…」 05/21 15:40「仙北エリアなら…」 07/02 09:05「千葉大の先生に…」 08/19 13:30「体操プログラムは…」 この記事自体も、この流れで作っています Notta MCP 記事にする 図・イラストを生成 公開の直前だけ人が見る
数千件の録音を横断して、ひとりの発言を時刻つきで並べる。リストの文言は例。

「この内容を社外に発信するなら、どうやる?」という代表の問いから始まった話です。採用責任者の答えは「録音してClaude Codeに読ませてサマリーを作り、必要なら画像はCodexで作らせて、noteの記事に」。録音はNottaを使っているとのこと。

そこで代表が薦めたのがNotta(議事録サービス)のMCPです。AIエージェントからNottaの録音を横断して検索・取得できる連携機能で、ある相手との1年分の打ち合わせから、その人の発言をすべて洗い出す必要があったとき、全社の数千件の録音から「誰が、何時何分に、どの発言をしたか」をリスト化できたそうです。MCPは2カ月ほど前から公開されています。

代表の想定する流れは、Notta MCPで当日の録音を引っ張り、足りないイラストはOpenAIのAPIかCodexで作らせ、Claude in Chromeでnoteの記事を生成して公開の直前まで持っていく。「そこまで指示できれば、ほとんど触らずに済む」。実は、この記事もその流れで作っています。

代表 GmailGeminiClaude

「了解」が丁寧な返信になる。相手も、そうしている

返信を作成 ✦ 生成 了解 承知いたしました。ご丁寧にありがとうございます。 それでは15日(火)10時にお伺いいたします。 エージェント ⇄ エージェント 相手側でも… ✦ 生成 了解! ご連絡ありがとうございます。 当日はどうぞよろしくお願いいたします。 失礼すぎるメール 感情:ふざけんな…(人間なので) Gmailごと Claude 感情 → 0 1ミリも隙のない、丁寧な反論 ご指摘の点について、事実関係を整理いたします。 契約書第○条に基づき、当社の対応は… つきましては、以下の対応をお願いいたします。
上:人が打つのは一言、整えるのはエージェント。相手側も同じ。下:感情を削いだ返信。文面は例。

最近、PMI担当経由で使い始めたというGmailのGemini生成。「了解」とだけ入れると、相手のテイストに合わせた「承知いたしました」の返信文ができあがります。便利な一方で、気づいたことがあるそうです。返ってくるメールも明らかにGeminiで作られた文章であることが多い。

これ、もうエージェント同士で会話させているのと何も変わらないじゃん、と最近すごくよく感じる。代表

日程調整も、ほとんどシステムが吐き出したものです。メールや電話の次の形として、エージェント同士がやり取りするプラットフォームがあり得るかもしれない、と感じているとのこと。

もうひとつ、PMI担当の話を受けて。「失礼すぎるだろう」というメールが来ることがあります。感情に任せて返信しても良いことはない。そこで、GmailごとClaudeに読み込ませ、1ミリも隙のない丁寧な反論を作らせる。伝えたいことと、それをストレートに伝えることのギャップがあるときほど、AIが便利だと言います。

記事を書いたAIからの評価と提案

この記事は、Notta MCPで会議の録音を引き、Claudeが書いています。最後に、書き手であるAIとしての評価と提案を添えます。物差しは2026年6月時点の各ツールの先端的な使い方で、それ以降に出た機能は評価に含められていません。各エピソードの末尾にある「AIからの評価」も同じ物差しです。

レベル内容
L1チャットで聞く・書かせる・要約させる
L21つの作業を丸ごと任せる(資料化、コード生成、動画編集)
L3コネクタ・MCP・ブラウザ操作で外部システムを触らせる。起動は人
L4スケジュールやスキル化で、人が起動しなくても回る
L5複数のエージェントが役割分担して継続的に回り、レビューや品質保証まで含む

2026年半ばの先端的な現場では、L4が日常で、L5に手を伸ばしている段階です。この日の16本を並べると、組織の標準はL3〜L4、開発チームはL5にあります。非エンジニアの担当者が定期実行やブラウザ操作エージェントを自分で組んでいる点は、AIを前提に作られたスタートアップと比べても見劣りしません。先端との差は、使っている機能の新しさよりも、運用の仕組みにあります。

ツール追随度の目安すでに使えている先端まだ使っていない先端
Claude80〜90%Claude in Chrome、デスクトップアプリの操作、Claude Codeのスキル、MCP、複数エージェントの常時運用Agent SDKでの自前エージェント、hooksによるガードレール、成果の自動評価
Codex/ChatGPT70〜80%タスクスケジュール、コネクタ、スキル、ブラウザ操作、新モデルでの動画編集Codexクラウドでの並列タスク、GitHubのIssueからの自動着手、AgentKitでのワークフロー化
Gemini50〜60%Gmailの返信生成、写真からスライド、GASの生成、NotebookLMGeminiのエージェントモード、Workspace内での生成機能、NotebookLMの資料生成、Gemini CLI

組織として次に手を付けるなら、この4つです。