ICCサミット KYOTO 2026「カタパルト・グランプリ」で優勝しました!

こんにちは。EEFULホールディングス採用担当の吉川です。
2026年9月2日の朝、京都。
ICCサミット KYOTO 2026「CATAPULT GRAND PRIX」で、当社EEFULホールディングスが優勝しました。
ICCサミットは、業界を越えて経営者が集まり、真剣に議論するカンファレンスです。その目玉企画が「カタパルト」と呼ばれるピッチコンテスト。今回の「カタパルト・グランプリ」は、そのなかでも過去の大会を勝ち抜いてきた企業だけが集まる舞台でした。
自分たちの事業には、もちろん自信も誇りもあります。
それでも、これだけレベルの高い場で優勝できるとは思っていませんでした。結果が読み上げられた瞬間は、驚きと興奮が同時に押し寄せた、というのが正直なところです。
当日、現地に行けなかったメンバーは本社でライブ配信を見守っていました。森山のスピーチを聞きながら、涙を流している者もいたそうです。
この7分間で、代表の森山は何を話したのか。今回はその中身をご紹介させてください。
なお、当日のプレゼンはICC公式のアーカイブ動画で実際にご覧いただけます(1:19:28あたりからの約7分間です)。
https://www.youtube.com/live/ampdlNl2yS8?t=4768
逃げ場のない、7分間
今回のカタパルト・グランプリには、11名のプレゼンターが登壇しました。
持ち時間は、ひとり7分。
事業の全体像も、社会的な意義も、経営者としての覚悟も、すべてこの短い時間に収めなければなりません。会場には第一線で活躍する審査員が並び、その後ろには数百人の参加者。壇上に立つ側からすれば、逃げ場のない7分間です。
「どうせ変わらない」という言葉
森山のプレゼンは、華々しい実績の紹介からは始まりませんでした。
大学在学中に始めた事業がうまくいかず、家業である介護の会社に戻った——。そんな話からのスタートです。
そして、現場に入って感じたことを話し始めました。
介護職員の1日を追いかけると、記録、レクリエーションの準備、シフト調整、家族への連絡。気づけば、目の前の一人に向き合う時間がほとんど残っていない。
そんな現場で、よく耳にする言葉があったそうです。
「どうせ変わらない」
森山はこれを、報われないことを知っている人の言葉だと表現しました。
そのうえで、こう続けます。
職員は悪くない。変えるべきは、環境のほうだった。
300事業所を、自分の足で回った
そこから森山が最初に取り組んだのが、現場の環境を変えるためのプロダクトづくりでした。
介護施設で使うレクリエーションのコンテンツを、企画も撮影も編集も、すべて自分でやる。できあがったものを、自分の足で届けて回る。
1年で、300の事業所を訪ねたそうです。
その取り組みが評価され、昨年のICCサミットでもスタートアップ・カタパルトで優勝しています。介護業界の課題と希望を、多くの方に知ってもらう機会にもなりました。
それでも、足りなかった。
外から道具を届けるだけでは、現場は大きくは変わらない。本気で環境を変えるなら、自分たちで現場を持たなければいけない——。
そう考えて、昨年、家業の介護会社をグループに迎えました。
変えたのは、環境だけ
引き受けたとき、その会社は赤字が続いている状態でした。
そこから森山が変えたのは、環境だけだといいます。
たとえば、決算を日次で回すようにしました。月次で締める会社が多いなかで、日次にすればPDCAが速くなる。それ以上に、現場の努力がその日のうちに見えるようになります。
同時に、介護の現場に特化した独自のシステムも自分たちで開発しました。
介護記録は、話すだけで完了する。ITが苦手な職員でも、初日から使える。森山はこれを「ITをバリアフリーにする」と表現していました。
記録にかかっていた時間は、現場の実感として大きく減ったそうです。

数字より先に、職員が変わった
環境を変えていった結果、何が起きたか。
森山は「数字より先に、職員が変わった」と話しました。
全職員に話を聞くと、こんな声が返ってくるようになったそうです。
「考える力をもらって、毎日が楽しい」
「チームが一丸になってきた」
そして、職員の変化は少し遅れて業績にも表れました。赤字だった会社が、1年で大きく利益を出す会社に変わっています。
「順番はいつも、職員が先です。数字はあとからついてきます。」
私は、この一文がプレゼン全体でいちばん強かったと思っています。
森山は続けてこうも言っていました。介護において、利用者さんはすでに満足している。足りないのは、職員の環境のほうだと。
経済性のある介護事業所をつくるうえで、いちばんのキーポイントは職員のエンゲージメント。多くの利用者さんを支えるには、職員の総力が要るからです。
それでも、やりたいことが残っている
プレゼンの後半、森山は「まだやりたいことが残っている」と話しました。
教育体制。キャリアプラン。そして「超プロフェッショナル」というポジション。
介護の専門性が、そのまま肩書きと報酬になる。 そういう環境をもっとつくりたい、と。
ただ、それをやり切るには規模が必要です。
介護業界では、倒産と休廃業が過去最多を更新しています。経営を担える人材も足りていません。一方で30万を超える事業所がひしめき、最大手でもごくわずかなシェアしか持っていない。規模の経済がまったく働いていない業界です。
国も、骨太の方針のなかで大規模化・共同化による規模の経済に繰り返し言及しています。社会保障費を抑えるための、国策でもあるわけです。
そして現場の側も、実は規模を求めている。管理者より上のポジション、専門性を活かすキャリア、利用者へのより多様なサービス——どれも、一つの事業所の中だけでは用意できません。
だから、後継者のいない事業者を承継しながら、規模の経済を活かした介護事業を営み、本質的に強い業界をつくっていく。
「それが、現場の人に報いる一番の方法だと思っています。」
これが、7分間の結論でした。
5位から、順に呼ばれていく
カタパルトの結果発表は、下位から順に読み上げられていきます。
5位、4位、3位、2位——。
自社の名前が呼ばれないまま、順位だけが上がっていく。この時間は、登壇した本人にとっても、見守る側にとっても、独特の緊張感があります。呼ばれないことが良い知らせなのか、それとも圏外だったのか、最後までわからないからです。
会場が静かになり、最後に読み上げられたのが「EEFULホールディングス」でした。
得点は39点。2位に8点差をつけての優勝です。
拍手のなか、壇上に「CATAPULT WINNER」のボードが掲げられました。介護という領域から、ICCの最高得点が出た瞬間でした。
順位はつきましたが、あの場に立った11社が全員、それぞれの産業に本気で挑んでいたことは間違いありません。
一緒に、この続きをつくりませんか

優勝は通過点です。ここから実際に事業を伸ばしていかなければ、7分間で語ったことはただの構想で終わってしまいます。
事業承継のご相談は、いまも絶えず届いています。本格的な案件だけで、月に20社近く。ここから先は、それを受け止めて価値に変えていく実行力が問われます。
いまEEFULホールディングスでは、この続きをつくる仲間を探しています。
介護事業所のM&A・PMI(買収後の統合)を牽引したい方
AI・ソフトウェア開発で、介護業界の情報基盤をゼロからつくりたい方
SaaS・BPOで、業界の生産性そのものを変えたい方
採用広報・SNS・コンテンツで、業界のイメージを変えたい方
大阪・堺エリアで20施設以上の介護事業を運営しながら、事業承継とAIネイティブな基盤づくりを同時に進めています。2026年10月には東京・港区芝浦にも新拠点を開設予定です。
現場を持ちながら、産業の構造そのものを変えにいく。 そういう会社です。
ちょっとでも気になったら、ぜひ気軽に話を聞きに来てください!
▼ 当日のプレゼン動画(ICC公式アーカイブ/1:19:28〜)
https://www.youtube.com/live/ampdlNl2yS8?t=4768
▼ ICCサミット公式のレポートはこちら
https://industry-co-creation.com/news/127834
▼ 事業承継プラットフォーム
https://succession.eeful-hd.com/
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